研究者情報

研究者情報一覧


1 硬質粉末の摩擦を利用した微細表面形状の創生と摩擦面への応用―炭化ケイ素粉末によるアルミニウム合金平板の改質とフレッチング特性―(志摩政幸, 菅原隆志, 地引達弘, 伊藤聡史:2009)トライボロジスト:54(2):130-137
↑ページのトップへ
2 The relationship between AE and dissipation energy for fretting wear(S.Ito, M.Shima, T.Jibiki, H.Akita:2008)Tribology International:42(2):236-242
↑ページのトップへ
3 An Estimation of Friction from the Indentation of Metals by Acute-angled Conical Indenters(Y.Kojima, M.Shima, T.Motoda, T.Jibiki, T.Sugawara:2007)Tribology International:40(10-12):1479-1483
↑ページのトップへ
4 Stress distribution of coated film with a range of coated film thickness and elastic properties under a single EHL operating condition(T. Fujino, K. Iwamoto, K. Tanaka, M. Shima:2007)Tribology International:40(10-12):1638-1648
↑ページのトップへ
5 実用環境下における鋭角ダイヤモンド圧子と金属材料間の凝着力の測定(小島康史、志摩政幸、元田智弘、地引達弘、佐々木信也:2006)トライボロジスト:51(2):172-179
トライボロジーの根幹を成す材料の凝着現象を定量的に測定する基礎研究として、鋭角なダイヤモンド圧子を材料に押込み、そのときの凝着力を測定し、圧子角度の影響、荷重の影響、材質の影響を調べた。なお、本研究は科研費基盤研究Cの研究の一環として実施しているものである。(40%)
↑ページのトップへ
6 一様分布圧力モデルによる膜を有する表面の接触剛性解析法と硬質薄膜のヤング率測定(元田智弘、志摩政幸、佐々木信也、三宅晃司:2006)トライボロジスト:51(6):463-467
↑ページのトップへ
7 球の押込みによる金属材料の降伏強度測定に関する研究(志摩政幸、元田智弘、地引達弘、佐々木信也、三宅晃司:2005)トライボロジスト:50(4):346-353
標準的材料試験が困難な材料、寸法の試験片に対して、球を押込むことにより、材料の降伏強度を推定する方法の開発に成功した。(60%)
↑ページのトップへ
8 Analysis of contact deformation between a coated flat plate and a sphere and its practical application(T.Motoda, M.Shima, T.Jibiki, S. Sasaki, K.Miyake:2005)WIT Transactions on Engineering Sciences:49:307-317
下地と機械的性質の異なる膜が被覆されているとき、膜のヤング率を下地の変形に影響されることなく測定するシステムを構築した。(40%)
↑ページのトップへ
9 ヘルツ接触変形に及ぼす表面粗さの影響(元田智弘、地引達弘、志摩政幸:2004)トライボロジスト:49(4):355-362
先に開発したヤング率測定装置において、表面粗さの影響を把握することは実用上においても重要である。表面粗さを持つ球/平面の接触における相対接近量の解析方法について、実験を併用して検討し、さらにパラメータ解析により、所定の精度のヤング率を測定するために仕上るべき試験片の表面粗さの範囲を検討した。(25%)
↑ページのトップへ
10 球の押込みによる耐摩耗被膜のヤング率計測システムの構築(元田智弘、志摩政幸、佐々木信也:2003)トライボロジスト:48(6):503-510
耐摩耗被膜のヤング率を、下地の材料特性に影響されずに測定できるシステムを構築した。(40%)
↑ページのトップへ
11 球/平面の弾性接触変形を利用した材料のヤング率測定装置-ヘルツの接触理論に基づく測定機について-(志摩政幸、元田智弘、地引達弘、菅原隆志:2002)トライボロジスト:47巻8号:663-670
 従来、計測が難しいと言われているセラミックスなどの難加工材のヤング率を、単純な形状の試験片を用いて、硬さ試験と同程度の迅速さで測定しうるヤング率測定機を開発・実用化することを目的に試験機を試作した。ヤング率の分かっている難加工材を本試作機で測定したところ、精度良く測定ができることが分かった。本研究の成果は、現在特許出願中である。(研究計画、試験機試作、実験・論文のまとめを担当)(60%)
↑ページのトップへ
12 Friction noise caused by fretting under grease lubrication(T.Jibiki, M.Shima, H.Akita, K.Hatano:2001)2nd World Tribology Congress :171-178
 工業上重要なグリース潤滑、微小運動下で生じる摩擦騒音の発生メカニズムを調べ、その機構は基本的には無潤滑におけるそれと変わらないことを明らかにした。この研究は、民間との共同研究でなされた成果であり、国際会議におけるキーノートペーパに指定されたものである。(研究計画、研究総括、論文のまとめを担当)(30%)
↑ページのトップへ
13 潤滑下におけるTiN膜のフレッチング摩耗特性(岡戸次郎、志摩政幸、笠谷昌史、荻原一正:2001)トライボロジスト:46巻4号:331-338
 TiN膜の潤滑下のフレッチング摩耗試験を行い、大気中・無潤滑の結果と対比して摩耗特性を調べ、酸化摩耗が抑制された条件下で、TiN膜がいかなる挙動を示すのかを調べた。その結果、TiN膜は適切な潤滑油を用いることにより、高接触面圧下においても長期間優れた耐摩耗性を示すこと、これは潤滑油が摩擦面の酸化及び酸化摩耗を抑制し、また摩擦係数を低下させることによりクラックの発生と剥離を防止するためであることを明らかにした。(研究計画、研究指導、論文のまとめを担当)(40%)
↑ページのトップへ
14 A basic study of friction noise caused by fretting(T.Jibiki, M.Shima, H.Akita, M.Tamura:2001)Wear:Vol.251:1492-1503
 フレッチングにより引き起こされる摩擦音の基礎研究として、無潤滑下の鋼同士のフレッチングを取り上げ、その発生メカニズムを検討した。摩擦音は、摩擦係数の急減が引き金となって、摩擦系に自励振動が生じることにより発生することを示した。また、摩擦係数の急減現象は、フレッチングの進行と共に荷重を担う真実接触点が次々と変化し、摩擦係数の低い真実接触点が支配的な接触点となる時に生じることが分かった。(研究計画、研究総括、論文のまとめを担当)(30%)
↑ページのトップへ
15 The influence of substrate material and hardness on the fretting behaviour of TiN(志摩政幸、岡戸次郎、I.R. McColl、 R.B. Waterhouse、T. Hasegawa、M. Kasaya:1999)Wear:Vol.225:38-45
 一般のしゅう動材の耐摩耗被膜として使われているTiN膜のフレッチング摩耗特性を、無潤滑下で調べた。その結果、TiN膜の耐摩耗性は下地の材質により大きく異なること、すなわち、下地が硬いほど、またヤング率が高いほど良好な耐摩耗性を示すことを明らかにすると共に、下地と膜の密着性が耐摩耗性に大きく関与することを示した。また、大気中、無潤滑下では、TiN膜は酸化摩耗により摩耗が進行するため、フレッチングの進行と共に膜は磨滅してしまうことを示した。(研究計画、実験、論文のまとめを担当)
↑ページのトップへ
16 硬質薄膜の剥離に及ぼす垂直クラックの影響(岡戸次郎、志摩政幸、藤原真彦、笠谷昌史、荻原一正:1999)日本機械学会論文集:(C編)65巻637号:3778-3783
 摩擦に伴って硬質薄膜には垂直クラックがしばしば発生する。本研究では、このような垂直クラックが膜の剥離にいかなる影響を及ぼすかを調べる目的で、有限要素法を用いて、膜/下地界面の応力状態を、膜厚、膜/下地ヤング率を種々変えて調べた。その結果、垂直クラックは欠陥のない膜に比べて膜/下地界面に大きな応力を発生させること、その影響は膜が薄くかつ摩擦係数が高い場合に膜の剥離に大きな影響を及ぼすことを明らかにした。(研究計画、研究指導、論文のまとめを担当)
↑ページのトップへ
17 On the behaviour of an oil lubricated fretting contact(志摩政幸、末武 仁、I.R.McColl、R.B.Waterhouse、 M. Takeuchi:1997)Wear:Vol.210:304-310
 油潤滑下における鋼のフレッチング摩耗試験を行い、潤滑油の粘度が潤滑特性にいかなる影響を及ぼすかを調べた。その結果、十数ミクロンを越す相対すべりが存在するフレッチング条件では、粘度が数百cSt以下の潤滑油では潤滑特性に大きな差異はないこと、それ以上の粘度では摩耗率が急増することを見いだした。数十ミクロン以下の相対すべりでは、粘度が高い潤滑油では摩擦係数は無潤滑におけるそれより大きくなることを見いだし、その結果を考察した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
18 Design effects on the fretting wear behaviour of ball bearings(志摩政幸、レイキシュン、山本隆司、佐藤凖一、 R.B. Waterhouse:1997)Tribology International:Vol.210、 No.10:773-778
 転がり軸受のフレッチング摩耗を防止するための1つの試みとして、内輪溝の曲率半径の大きさがフレッチング摩耗に及ぼす影響を実験と理論解析の両面から調べた.その結果、内輪溝半径を標準寸法よりやや大きくすることにより、フレッチング摩耗を著しく低減させることができることを明らかにした.(研究計画、理論解析、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
19 Role of amplitude in fretting wear of steel(志摩政幸、木村好次:1996)Proc. ITCYokohama 1995 :265-270
 鋼のフレッチング摩耗に対する相対振幅の役割を、摩耗量測定、摩擦面及び摩耗粉の観察、酸化膜の厚さ測定、接触電気抵抗の測定結果に基づいて論じた。その結果摩耗挙動には、振幅により特徴的な3つの領域(摩耗がほとんど生じない領域、直線的に急増する領域、その過渡的領域)が存在することを示し、この領域を決定づける因子として、遊離摩耗粉の排出挙動とその間の作用が重要であることを明らかにした。(実験、データ整理、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
20 転がり軸受のフレッチング摩耗に関する研究(第5報)-損傷による振動とその解析-(レイキシュン、志摩政幸、山本隆司、佐藤凖一:1996)トライボロジスト:41巻8号:693-700
 転がり軸受のフレッチング摩耗の研究の一環として、フレッチング摩耗を生じた軸受が運転されたときに生じる振動を高速フーリエ変換により解析した。その結果、内輪の損傷による振動は外輪、玉の損傷によるそれよりはるかに激しいことを示した。また、内外輪の損傷による振動はパルス的であるのに対し、玉の損傷による振動はパルス的とは限らないことを示した。さらに、軸受の振動は損傷の形態にも影響されることを明らかにした。(研究指導、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
21 潤滑下における溶射皮膜の破壊(田中正紀、志摩政幸、佐藤凖一:1995)日本舶用機関学会誌:30巻2号:152-159
 潤滑下における酸化クロム溶射膜の破壊機構を調べた.その結果、酸化クロム溶射膜の破壊速度は無潤滑に比べ、著しく高いことが分かった.これは、潤滑油がクラックに侵入し、荷重がかかることによって油圧を発生してクラックを広げていく作用によるものであることを指摘した.また、酸化クロム溶射膜の破壊速度におよぼす荷重、温度の影響も調べ、荷重は指数関数的にその破壊速度に影響すること、温度の影響は小さいことを指摘した.(実験、データ整理を担当)
↑ページのトップへ
22 A fundamental study on wear of piston ring and ring groove of marine engine(M.Shima, M.Tanaka, J.Hasegawa, T.Fukuda, M.Sato, J.Sato:1995)Proc. Int.Marine Engineering :548-555
 舶用ディーゼルエンジンのピストンリングとリング溝の摩耗機構を調べ、リング溝の摩耗を防止するための硬質皮膜の効果を検討した.その結果、潤滑油の劣化(TBNの減少とスラッジの濃度の増加)がピストンリングおよびリング溝の摩耗を加速することが分かった.またリング溝側に酸化クロム溶射膜、WC+Co溶射膜をつけることにより、耐摩耗性が著しく改善されることを示した.(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
23 転がり軸受のフレッチング摩耗に関する研究(第1報)-接線力を受ける玉/内輪の接触変形 解析-(志摩政幸、レイキシュン、山本隆司、佐藤凖一:1995)トライボロジスト:40巻8号:669-676
 転がり軸受のフレッチング摩耗の研究の一環として、玉と転走面の接触部に接線力が作用するときの微小すべりを、一般的な曲面の三次元接触変形問題の解析プログラムを開発して解析した。その結果、接線方向剛性は接線力が接触楕円の短軸方向に作用したときの方が長軸方向に作用した場合よりも大きいこと、同一接線力ではすべり域の形状に相違はないこと、接触面間の相対すべり量は数μm以下であることが分かった。(研究計画、数値解析、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
24 転がり軸受のフレッチング摩耗に関する研究(第2報)-差動すべりの解析-(志摩政幸、レイキシュン、山本隆司、佐藤凖一:1995)トライボロジスト:40巻8号:677-684
 転動体が軸の揺動で転がる際に生じる差動すべりにより、転動体と内輪の接触部にどのような大きさの相対すべりが生じるかを調べた。その結果、すべり域/固着域の大きさには、摩擦係数が大きく関与し、摩擦係数と共に固着域は広がること、相対すべりはミンドリンスリップと同等かそれ以上となり得ること、相対すべり量の最大値には摩擦係数はあまり影響しないことなどが分かった。(研究計画、数値解析、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
25 転がり軸受のフレッチング摩耗に関する研究(第3報)-摩耗におよぼすミンドリンスリップと差動すべりの影響 -(志摩政幸、レイキシュン、山本隆司、佐藤凖一:1995)トライボロジスト:40巻9号:755-761
 ミンドリンスリップと差動すべりが転がり軸受のフレッチング摩耗にどのように関与するかを検討した。第1報、2報で得られた結果を、微小すべりに伴う単位面積当たりのエネルギー損失で整理し、このパラメータで比較すると条件によっては差動すべりによる値の方が大きくなることを示すとともに、実験によりこのパラメータがフレッチング損傷の激しさと良く対応することなどを示した。(研究計画、数値解析、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
26 転がり軸受のフレッチング摩耗に関する研究(第4報)-摩耗におよぼす諸因子の影響-(レイキシュン、志摩政幸、山本隆司、佐藤凖一:1995)トライボロジスト:40巻12号:1029-1036
 一連の転がり軸受のフレッチング摩耗実験を行い、軸の揺動角度が摩耗に大きな影響をおよぼすこと、その影響は荷重が大きいとき顕著となること、外輪より内輪に激しい摩耗が生じることなどを示した。これらの結果は、第3報で示した単位面積当たりのエネルギー損失の解析結果でうまく説明できることが分かった。これより軸の揺動角度が大きくなると差動すべりがフレッチング摩耗の主要機構となることを示した。(研究指導、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
27 A fracture mechanics approach to ceramic wear(木村好次、志摩政幸:1994)STLE TribologyTransactions:Vol.37、 No.2:305-310
 セラミックスの摩耗は、主にトライボケミカル摩耗と微視的な破壊による摩耗から生じるが、本論文は後者に焦点を当て、三次元線形破壊力学の手法を用いて微視的クラックの伝播解析を行ったものである。表面に垂直なクラックと表面に平行な内部クラックがつながったクラック、いわゆるL形クラックのモードⅡの応力拡大係数の変動幅は、現実的な摩擦条件下でクラックを伝播させるのに十分大きな値をとることなどを指摘した。(数値解析を担当)
↑ページのトップへ
28 Effect of lubricants on fretting wear of cast iron and ball bearing(K.Ohgi, J.Sato, M.Shima, M.Mishima, H.Kinoshita, J.Shibayama:1993)Proc. EUROTRIB '93 :168-173
 ボールベアリングと鋳鉄製ハウジングの間に生じるフレッチング摩耗を防止するための研究を行った。防止の方法はグリースによるものとし、種々のグリース増ちょう剤の効果を基礎試験、実機試験により検討した。その結果、増ちょう剤としては Di-ureaおよびLi-Stを含むグリースが良好な耐フレッチング摩耗性を示すことを明らかにした。(研究指導を担当)
↑ページのトップへ
29 Evaluation by repeated rolling: tribological behavior of sprayed Cr2O3 coating(M.Shima, M.Tanaka, T.Sugawara, J.Sato:1993)Proc. EUROTRIB '93 :262-267
 転がり摩擦を利用して硬質皮膜のトライボロジー特性(表面強度、剥離など)を評価する試験機を開発し、減圧プラズマ溶射による酸化クロム皮膜の評価を試みた。その結果、皮膜成膜条件による表面強度を摩耗速度の相違として、短時間のうちに評価できできることなどを示した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
30 変動引張荷重を受ける鋼のフレッチング損傷 と疲労(地引達弘、竹内正明、磯谷 潔、志摩政幸、佐藤凖一:1992)舶用機関学会誌:27巻1号:37-43
 舶用ディーゼルエンジンのクランクピンボルトのフレッチング損傷と疲労に焦点を当て、その疲労寿命に及ぼすフレッチングの影響を調べた。その結果、フレッチングによる表面の塑性変形と変質、微細亀裂などの損傷が疲労亀裂の核となり、寿命を通常の疲労限度以下に減少させることを示した。また、疲労寿命を上げる方法を検討し、Ag、Zn、Cu+Crめっき、およびCu薄板の挿入が有効であることを示した。(研究指導、応力解析を担当)
↑ページのトップへ
31 鋼のフレッチング摩耗の機構に関する研究-小振幅における比摩耗量の低下機構を中心に-(学位論文)(志摩政幸:1992)東京大学
 工業上問題となることが最も多い鉄系材料について、そのフレッチング摩耗の機構を、現象の定性的把握(接触の機構、現象の直接観察、摩擦面および摩耗粉の観察など)、定量的把握(摩耗量の諸特性の調査など)を行い、これらを相互に関連付けて考察した。一般の摩耗との主な相違は、摩耗粉の排出過程と、酸化物の堆積し易さにあることを明らかにした。また、得られた機構からこの摩耗を防止するための指針を得た。
↑ページのトップへ
32 Longitudinal contact -point model for calculating stress- intensity factor at surface cracks in sliding surfaces(木村好次、志摩政幸:1991)Wear :Vol.141:335-347
 摩擦面の真実接触点は摺動によりすべり方向に細く引き延ばされた形状をとる。この点を考慮し、表面垂直クラックおよび、垂直クラック先端から摩擦面に平行に伸びたクラックの応力拡大係数KⅠ、KⅡ、KⅢを解析した。その結果この接触点モデルを用いることにより、従来報告されている応力拡大係数より大きな値が得られることを示した。(数値計算、データ整理を担当)
↑ページのトップへ
33 フレッチングにおける接触電気抵抗について(地引達弘、志摩政幸、佐藤凖一:1991)トライボロジスト:36巻4号:282-288
 鋼のフレッチング摩耗の機構を調べる研究の一環として、平面/球で接触する軸受鋼の接触電気抵抗を調べた。その結果、接触電気抵抗は振動回数が増加するに従って急増し、やがて絶縁状態となること、絶縁状態となる時期は振動振幅が大きいほど早いが突発的な抵抗の降下が頻繁に繰り返されることが分かった。また湿度が接触電気抵抗に大きく影響することを示した。(研究計画、研究指導を担当)
↑ページのトップへ
34 種々の雰囲気におけるフレッチング摩耗に及ぼす鋼の硬さの影響(第1報)(志摩政幸、竹内正明、佐藤凖一:1991)トライボロジスト:36巻5号:388-394
 鋼の硬さを熱処理により種々変え、そのフレッチング摩耗に及ぼす影響を調べた。その結果、大気中無潤滑では硬さと摩耗量の間に一義的関係はなく、一方不活性ガス中及び潤滑油中ではよい相関があることが分かった。これは酸化性雰囲気では、硬さに代表される材料強度的側面より化学的側面の方が摩耗に支配的な役割を果たすためであることを示した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
35 Stress intensity at surface cracks in sliding wear - A parametric study -(木村好次、志摩政幸:1990)Proc.Jpn.Int.Trib. Conf. :569-574
 固体の摩耗機構を破壊力学的に調べるために、摺動により生じた表面クラックの伝播解析を三次元有限要素法を用いて行った。クラックは表面に垂直に存在するものとし、クラック先端の応力拡大係数を、実際に近い荷重モデルを用い、種々のクラック寸法、摩擦係数について解析した。その結果、クラック長さと摩擦係数がモードⅠの応力拡大係数に大きく影響し、条件によっては摩耗クラックを進展させるのに十分な値をとることを示した。(数値解析、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
36 フレッチングにおける摩擦面の温度上昇(志摩政幸、地引達弘、菅原隆志・佐藤凖一:1989)トライボロジスト:34巻12号:908-912
 フレッチングを受ける接触面の温度上昇をその界面の熱起電力をモニターすることにより測定した。その結果、荷重9.8~39.2N、相対振幅40~440μm、振動数1~7Hzの範囲では、高温は生じないことを示した。また、温度上昇は潤滑、無潤滑とも1秒間当たりのエネルギー損失に比例することを示した。これらの結果を一方向すべりにおける温度上昇式による結果と比較検討した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
37 Effect of lubricants on fretting wear of steel(佐藤凖一、志摩政幸、菅原隆志、田原 明:1988)Wear:Vol.125:83-95
 鋼のフレッチング摩耗に対する潤滑剤の影響を調べた.その結果、鉱油に比べTCP添加油、およびZDDP添加油の潤滑効果が著しいことを示した。最も良好な特性を示したZDDP添加油は、主にその成分中のリンが鋼表面と反応することにより効果を発揮することをEPMA分析により明らかにした。また、表面粗さが潤滑特性に及ぼす影響を調べ、適当な粗さが存在する場合には摩耗が低減することを示した。(実験、データ整理を担当)
↑ページのトップへ
38 フレッチングの研究(第5報)-MoS2添加油の潤滑効果について-(志摩政幸、佐藤凖一、菅原隆志:1988)潤滑:3巻9号:685-692
 油中に混入しているMoS2粒子が微小振動下で摩擦面に侵入し得るか、また接触面内に存在する粒子が微小振動によりどのような挙動をとるかを調べた。その結果、MoS2粒子は接触円径と同程度以上の振動振幅下で摩擦面に容易に侵入し有効に機能すること、しかしそれ以下の振幅では接触面内に存在する粒子が排除されれば、その効果が期待できなくなることを示した。(研究計画、実験、数値計算、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
39 フレッチング損傷に及ぼすコーティング膜の影響-膜の応力解析-(志摩政幸、佐藤凖一、菅原隆志:1987)潤滑:32巻7号:511-517
 すべり域と固着域が共存するフレッチング条件におけるコーティング膜の応力解析を行った。その結果、下地より高いヤング率をもつ材料が被覆されている場合、ある膜厚以下では摩擦力の増加により表面に大きな引張応力が生じること、すべり域の大きさは最大接触圧力の低下する被膜条件の順に大きくなることなど、耐摩耗性被膜を成膜するときの基礎的資料を得ることができた。(解析、データ整理、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
40 フレッチングの研究 (第4報)-弾性支持された接触面の摩耗量評価の一試み-(志摩政幸、佐藤凖一:1986)潤滑:31巻7号:507-514
 弾性支持された接触面に生じるフレッチング摩耗は、荷重の増加が相対すべり振幅の減少を招くため、摩耗データの整理が煩雑となる。本報では摩擦波形と振動波形を基に1サイクル当たりのエネルギー損失を求め摩耗量を整理したところ、1本のマスターカーブで整理できることが分かった。また、エネルギー損失が摩耗過程にどのように関与するか検討を加えた。(研究計画、実験、考察、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
41 Fretting wear in seawater(佐藤凖一、志摩政幸、竹内正明:1986)Wear:Vol.110:227-237
 海洋構造物に使用される耐フレッチング摩耗材料の開発の研究の1つとして、Al2O3およびSi3N4セラミックスの海水中におけるフレッチング摩耗試験を行った。また、比較材料として軸受鋼(SUJ2)を用いた。その結果、海水中における腐食生成物は比較的大きな振動振幅以上では潤滑剤として作用することを示すと共に、Al2O3セラミックスは、軽荷重下では海水中におけるきわめて優れた耐フレッチング摩耗材料であることを明らかにした。(研究計画、実験、データのまとめを担当)
↑ページのトップへ
42 高分子材料のフレッチング(古口日出男、佐藤凖一、志摩政幸:1986)日本機械学会論文集(A編):52巻482号:2342-2350
 アクリル/鋼のフレッチング摩耗現象を、直接観察装置を併用し調べた。その結果、フレッチングによりアクリルに生じるしわが鋼の摩耗に大きく関与することを示した。また、アクリルのしわの発生機構を調べるために、アクリル/鋼の接触面の温度分布を非定常非線形熱伝導方程式を用いて求めた。その結果、摩擦損失では接触面の温度はほとんど上昇しないことを示した。(実験を担当)
↑ページのトップへ
43 フレッチングの研究(第3報)-摩耗粉の解析-(志摩政幸、佐藤凖一:1985)潤滑:30巻3号:201-208
 フレッチング摩耗の機構を調べることを目的に、接触界面に存在する摩耗粉の性状を、面外に排除された摩耗粉と区別して調べ、あわせて摩耗面の観察を行った。これから鉄系材料、アルミ合金では面内に平均粒径数十ミクロンの薄片状摩耗粉が多数存在すること、一方面外に排除された摩耗粉は1ミクロン以下の微細な粒子であることを示した。この結果を基に摩耗粉の発生、排除過程を検討した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
44 半無限弾性体に被覆した弾性表面膜の接触応力(志摩政幸、佐藤凖一、古口日出男:1985)日本機械学会論文集:(A編)51巻468号:1983-1989
 一様な厚さの薄膜が接着された半無限弾性体に接触応力が作用するときのエアリーの応力関数を、フーリェ解析により求め、薄膜の表面変位、内部応力を解析する方法を提案した。また、これを基本解として、任意のなめらかな曲面をもつ弾性体が薄膜に接触し、すべるときの接触応力、接線応力を求めるアルゴリズムを開発し、薄膜の厚さ、弾性係数が接触応力などに及ぼす影響を論じた。(研究計画、理論解析、数値計算、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
45 A fundamental study of fretting damage to glass using an impro- ved apparatus(佐藤凖一、志摩政幸、菅原隆志:1985)Wear :Vol.106:53-61
 試験片間の相対振幅をサブミクロンの精度で測定できる装置をフレッチング摩耗試験機に取り付け、ガラス/鋼球の間に生じる損傷を調べた。これから、摩耗が生じるまでの振動回数は、相対振幅の影響を強く受け、それが1μm以下では数百から数千回の振動回数後に摩耗が生じるのに対し、5μm以上では高々数十回の繰り返しで摩耗が生じることを示した。あわせて、ガラスに生じるクラックに対する鋼球径および潤滑剤の影響を調べた。(実験、応力計算を担当)
↑ページのトップへ
46 フレッチングの研究(第2報)-フレッチング接触における接線応力と微小すべりの解析ついて(佐藤凖一、志摩政幸:1983)潤滑:28巻6号:442-449
 フレッチングの研究の一環として、静摩擦力よりも小さい接線力が接触面に作用するときの二次元接触問題を扱う簡便な数値解析法を検討した。提案した方法は、二次曲面の接触に限らず、なめらかな曲面でありさえすれば解析できる一般的なものである。解析例として、隅に円弧状の丸みを付けた角柱と平面の接触を取り上げ、接触圧力、接線応力、相対すべり量などを求めた結果、相対すべり量に球/平面の接触のそれと類似性があることが分かった。(研究計画、理論解析、数値計算、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
47 フレッチングの研究(第1報)-現象の直接観察-(佐藤凖一、志摩政幸、五十嵐順、田中正紀、R.B. Waterhouse:1981)潤滑:26巻8号:555-561
 微小な振動振幅を正確に制御できる試験機を開発し、そこにフレッチング摩耗現象を光学顕微鏡で直接観察できる装置を組み込むことにより、現象の進行していく様子を調べた。その結果、摩耗粉の発生時期および排出過程が振幅の大きさにより異なることを明らかにすると共に、摩耗が急増する臨界振幅が存在することを示した。また、ミンドリンスリップによる損傷はすべり域にのみ発生することを示した。(研究計画、実験、論文作成を担当)
↑ページのトップへ
48 転がり接触における前進流動の測定(志摩政幸、岡田和三、木村好次、山本隆司:1980)潤滑:25巻12号:817-824
 歯車、カムなど転がり接触を受ける機械要素の表面損傷の研究の一つとして、接触面表層の塑性流動を実験と数値計算の両面から調べた。その結果、塑性流動にはトラクションの影響が顕著であり、トラクション係数で±0.015の変化により、流動量に±20%程度の差が現れることを示した。また、接触表面を除き、流動量と加工硬化量に良い相関があることを示した。(研究計画、実験、数値計算、論文作成を担当)
↑ページのトップへ



研究者情報に掲載されているデータの無断利用を禁止いたします。